おセンチ症候群。
わたしは、ただ息をしているだけで、なんとなく切なくやるせない気持ちになることが多々ある。特にこれといった理由もなくとも、おセンチモードと呼ぶに相応しい、なんともいえない気持ちに支配されるのだ。
先週、実家のある岡山に帰っていた。そこで、わたしが昔使っていた部屋の、わたしが使っていた勉強机に、昼下がり、風がレースのカーテンを揺らすなか、ひとりポツンと座っているだけで、なぜだか泣きたくなってしまう。
かつて、ここはわたしの部屋だったが、もうわたしの物などひとつもない部屋だ。
10代の頃はちっとも健康ではなく、病気ばかりしていた。死ぬことばかりを考えクヨクヨして、生きていくことの重みに耐えきれず、泣いてばかりいた。いつも本が友だちだった。
わたしはあの頃から成長できているのかな。なんだか歳だけを重ねたような気もするし。好きなものも趣味も何も変わっていない。
わたしは、わたしだけが、何ひとつ変わらず、未だ子供のままのような気がするのに、おじいちゃんは亡くなってしまったし、妹は結婚した。時間はとまってはくれないし、このまま自分だけが取り残されて、ただポツンと部屋に座っているような感覚に襲われた。
昔よりも人と臆せず話せるようになったし、上手く笑えるようになったかもしれないが、この部屋にはまだ生きることに臆病な少女の頃のわたしがいるような気がしてしまう。
岡山に帰ると、いつも、なんともいえないノスタルジーと、そしてもう二度と帰ることのできない昔の思い出と格闘してしまう。
こういった、名付けようもない、心の葛藤(?)をみんなはどうしているのか。いくつになっても、自分以外の世の中の人全員は、上手くスイスイと生きていってる気がするのに、わたしはいちいち色んなことに想いを馳せて、まっすぐな道でも、あえて難しく歩いてしまっているような気がしてしまう。
自分以外の、誰かになりたい。10代の頃、いつもそう思って願うように眠りについていた。
今はそんなことは一切思わないし、自分がいちばんだと思うくらいには自分のことが好きで、自分のことは自分がいちばんよく解っていると思っている。(嫌になることは多々あるけれど、)
だからその点は、大人になってよかったなという、唯一の収穫のような気がする。
はぁ〜生きてるっておセンチ!(;o;)
喫茶店 ホンキートンク
実家のある岡山に里帰りしてます。
去年までずっと東京にいて、なかなか里帰りできなかったので、大阪に来てからというもの、ちょこちょこと帰ってます(๑˃̵ᴗ˂̵)
妹のおすすめのホンキートンクというレトロ喫茶に行ってきました(๑˃̵ᴗ˂̵)
ベイクドチーズケーキが美味しい〜〜♫
珈琲もとっても美味しかった。幸せ〜〜♡
ホッとできるお店です。
阪急電車が好き。
わたしは阪急電車が大好きである。鉄道オタクというわけでなく、わたしの阪急電車が好きという思いは、サンリオやキティーちゃんを好む気持ちと極めて同じところに所属しているように思う。去年、東京から用事で大阪に来たときに、梅田から京都の河原町へ向かう際に乗ったのが私と阪急電車との初めての出会い、ファーストインプレッションであった。
初めて阪急電車を見たとき、このエンジ色のツヤツヤした丸みを帯びた素敵な乗り物はなんでせうかΣ('◉⌓◉’)と目が醒めるような衝撃を覚えた。それと同時に、一目惚れにも似た、ときめく感情を阪急電車はわたしに覚えさせたのであった。
ドアがわたしを迎え入れるように開き、車中に入ると、ベルベットの奥行きのある椅子が疲れた身体を包んでくれる。今までわたしが乗っていた山手線や中央線という電車は一体なんだったのであろうか?あれはマボロシ?そんなふうに思ってしまうほど、あの日以来、阪急電車はわたしにとってベストオブ電車!まさに阪急電車のとりこ。
阪急電車は乗っていると居心地がよく、ずっと乗っていたいとすら思ってしまう。阪急電車にはそんな魔法がかけられているような気がしてしまう。
関西に越して来たわたしは、今日もウキウキと高揚した気持ちを抱き阪急電車に乗り込む。最近は、阪急電車のグッズを集めることに熱をあげており、今はペンポーチが欲しくて仕方ない。